赤松小三郎研究会設立10周年記念 第1回幕末史特別講演会にて、当会宮原万里子代表理事が講演
日時 2023年10月14日(土曜日)午後2時~3時15分
場所 アカデミー茗台 学習室
演題:「開国後初の公式外交使節団・万延元年遣米使節世界一周の旅」
当会宮原万里子代表理事が、赤松小三郎研究会にて、「開国後初の公式外交使節・万延元年遣米使節世界一周の旅」というテーマで講演しました。
幕末、開国後初の公式外交使節として米国ブキャナン大統領に謁見し、日米修好通商条約批准書交換を終え、世界一周して帰国した使節団の旅を、使節副使外国奉行村垣淡路守範正、玉蟲左太夫、木村鉄太等の日記などをもとにパワーポイントで紹介しました。
※赤松小三郎
天宝三年(1831年)信州上田藩の下級武士として誕生、19才で江戸へ出て、内田弥太郎(数学者)、下曽根金三郎(西洋兵学者)に学びます。勝海舟の従者として、長崎海軍伝習所でオランダ語、航海術等を学び、34才で「英国歩兵練法」を翻訳、出版します。赤松の最大の功績は、慶応三年(1867年)松平春嶽公へ建白書を提出し、幕末に、誰よりも早く日本近代化のグランドデザインを描き、近代議会政治を提唱しました。