「一般社団法人万延元年遣米使節子孫の会」第7回 総会・懇親会

平成30年5月19日(土)法曹会館(東京都千代田区霞が関)にて、「一般社団法人万延元年遣米使節子孫の会」第7回 総会と懇親会が開催されました。

  • 開催日時:2018年5月19日(土)11時~15時30分
  • 場所:法曹会館/東京都千代田区霞が関

【1】総会 11時~12時

議事:

  1. 開会宣言
    塚原理事より本日の出席者は本人31名、委任状出席14名の合計45名の方が出席されており、議決権をお持ちの会員数61名の過半数をしめており、定款第17条を満たしており、総会が成立しました事を報告するとの宣言がありました。
  2. 村垣孝 理事長
    挨拶として、第7回総会が開かれた事に感謝している。
    今後会員の方と更に密にコンタクトを取り緊密な関係を築きたい。
    17年度の活動報告で1月に開催した日米協会との講演会は成功した。
    日米協会との関係は良好であり、関係継続に注力したい。
    18年度の活動方針として関連国との国際親善活動を活発化するとしているが、2016年にお会いした、DuPontのお二人も日本に来られる意向をお持ちであり、相互交流を図っていきたい。
  3. 2017年度決算承認の件
    塚原理事より会計報告が行われ、小花和監事より監査報告が行われた後で 決議を取り、異議無く承認された。
  4. 年会費値上げの件
    塚原理事より今年度より従来の3,000円/年間を1,000円値上げして4,000円/年間としたいとの議案が上程され、値上げ理由は会の運営は切り詰めて行ってきているが、会の活動は活発化してきており、ルーチンな経費は年会費で賄うべきでとの考え方からするとやはり値上げをして頂きたい。3,000円にお願いしてから2年間しか経過していない事は心苦しいがお願いしたいとの要請がありました。
    意見が出尽くした後、採決に入り賛成多数で本件承認されました。
  5. 2018年度予算の件
    塚原理事より予算案の内容説明が行われ、その後採決に入り異議無く承認されました。
  6. 今年度役員改選の件
    理事4名は改選期を迎えており、全員留任に加え増員として『村山彰一氏』を加えた5名について採決に入り全員異議無く承認されました。 次に監事小花和平一郎氏が個人的理由で退任したいとの事で後任に『大蔵八郎氏』の就任について採決に入り異議無く承認されました。
  7. 今年度 新入会員 紹介の件
    昨年の総会以降に入会された方は3名です。
    大蔵 八郎氏、小林 真理子氏、日下部 格氏(本日欠席)
  8. 6月16日に「咸臨丸子孫の会」が主催される講演会の案内を小林賢吾氏が行った。講師は金澤裕之氏、神谷大介氏の御両名との紹介でした。

【2】講演会 12時25分~13時10分

講師:尾上 満昭 氏

  • 同氏は「小出千之助」の兄「小出光法」の玄孫で、祖父母が屯田兵として北海道に移住してから今日まで網走で生活をしておられる。
    小出千之助氏は明治元年に不慮の死を遂げており38歳で未だ独身であった。
    小出家の夫々で申し送りされている事は 小出千之助は「語学が堪能であった」「パリ万博に参加した」「母親が危篤で慌てて帰宅する時誤って落馬して亡くなった」の3点であった。
  • 小出力氏が作成した家系図を頼りに一族の方とお目にかかる様にして、また佐賀の地元の郷土研究家 末岡暁美氏のご協力を得て一族の皆さんとお会いする事が出来昨年10月に「千之助150回忌の法要」を催す事が出来ました。
  • 千之助氏は遣米使節団の一員として米国に渡った後、1867年開催のパリ万国博に佐賀藩が出展し千之助は現地で活躍した。
    その後佐賀藩英学校の学頭に任命されている。
  • 千之助は遣米使節より帰国後「洋行日記」を書き残した。
  • 幕末の出来事を順追って説明頂き、とても興味深いお話をお聞きする事が出来ました。 

【3】懇親会 13時20分~15時30分

  • 村垣孝理事長より挨拶があり懇親会が始まった。
  • 村垣正澄 ご長老より乾杯の音頭を頂く。
  • ゲスト:松平和也(佐野鼎研究会 会長)の御挨拶
    松平家は本来徳川家より格上であり今でも上席に座る事があるとのエピソードがご披露されました。
  • ゲスト:田村芳昭氏の挨拶
    田村氏は佐野鼎の足跡を調べておられ、ニューヨークの調査だけでも12回訪問し徹底的に調べておられる。今は遣欧使節団で訪問したヨーロッパを調べるべく作業中ですとのお話 がありました。
  • 今年の新会員の大蔵八郎氏、小林真理子氏から挨拶を頂戴した。
  • 懇親会の締めは 咸臨丸子孫の会の藤本増夫会長より頂戴しお開きとなった。

以上/文責 塚原辰二